子供は体の機能が未熟なため、色々な病気にかかりやすいといわれます。

中でも、熱や腹痛、嘔吐、喉の痛みといった症状は子供がよく起こしやすい症状です。

 

あまり心配のいらない病気から、病院へ行って治療しないと治らないような病気まで、その原因にはさまざまなものがあるんです。

今回は、子供の発熱、腹痛、嘔吐、喉の痛みが起きる原因や対処方法について詳しく解説いたします。


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子供に熱と腹痛、嘔吐、喉の痛みの症状が出たら、何を疑えば良い?

 

子供が突然熱を出した、お腹が痛い、嘔吐した、喉が痛くなった、という時にまず考えられるのは、細菌やウィルスへの感染です。

このような症状は、風邪をひいた場合の代表的な症状といえます。他にも鼻水や鼻づまり頭痛寒気などを起こすこともありますね。

風邪ウィルスの種類は百種類以上もあるといわれていて、ウィルスの種類によって症状もいろいろです。

 

ウィルスが体に侵入すると体の中ではウィルスをやっつけようとする働きが起こり、それが発熱や喉の痛みなどの症状にあらわれるんですね。

風邪をひくと腹痛がおきたり嘔吐をすることも子供ならよくあることです。

 

風邪であれば数日安静にしていれば良くなりますが、このような症状が出る病気は他にもあります。いくつかピックアップしてみましょう。

 

ウィルス性胃腸炎

昔から「お腹の風邪」といわれてきた胃腸症状のことで、「嘔吐下痢症」ともいわれます。ノロウィルスやロタウィルス、アデノウィルスなどが原因で起こります。

嘔吐、下痢、発熱、腹痛が主な症状で、学校や保育園などで感染が広がりやすいのが特徴です。

 

喉の痛みや腫れ、高熱が強く出る場合は、プール熱(咽頭結膜熱)の原因といわれるアデノウィルスかもしれません。

また下痢や腹痛などお腹の症状が強く出る場合は、手足口病やヘルパンギーナの原因といわれるエンテロウィルスの感染が考えられます。

 

細菌性胃腸炎

主に夏場にかかりやすい黄色ブドウ球菌やカンピロバクターなどが原因になる「食中毒」のことです。

発熱や腹痛、嘔吐、下痢などが起こり、特に小さな子供は重症化しやすいといわれます。

 

腸重積

腸の一部がめり込んでしまい、重なっているようにみえる病気です。

2歳以下の幼児に多く、激しい腹痛と粘性のある血便があるのが特徴です。

 

虫垂炎

大腸の右下腹の先端に炎症が起こる病気で、激しい腹痛や発熱、吐き気、嘔吐などを伴います。

小中学生に多く、15人に一人の割合で起こるともいわれています。

 

便秘、ストレス

子供に意外と多いのが、便秘による腹痛です。発熱することはありませんが、吐き気や嘔吐を起こすこともあります。

 

また、ストレスなど心因性の腹痛がおこることもあります。自律神経の乱れで、胃腸の機能が不安定になってしまうためですね。学校に行く前にお腹が痛くなるということがあるときは心因性かもしれません。


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腹痛や嘔吐がひどい場合って、大丈夫なの?

 

子供が「お腹が痛い」と言ったり、何度も嘔吐していると、大丈夫なの!?と心配になってしまう親御さんも多いと思います。

子供は自分の症状をうまく伝えることができないことがあります。うまく言えない時に「おなかが痛い」という場合もあるんですね。

 

おうちの方は、本当にお腹が痛いのか、他にどこか悪いところはないのか?ということをしっかりと観察する必要があります。

 

虫垂炎や腸重積などの場合は、急にお腹が痛くなるのを繰り返すうちにだんだん元気がなくなっていきますので、出来るだけ早めに病院に行くようにしましょう。

腹痛がある場合で、水分も摂れていて比較的元気があるときは、とりあえず様子を見ても良いでしょう。

 

また、子供の腹痛や嘔吐の原因は、多くの場合が風邪やウィルス性の胃腸炎であることが多いと言われています。

嘔吐してしまうのは、お腹の中にウィルスなどの有害なものが入って、それを外に出そうとしているためなんですね。

なので、無理に吐くのを止めようとするのはあまり良くないのだそうです。

 

親としては苦しそうにしている我が子を見ているのはつらいものですが、まずは落ち着いて腹痛や嘔吐以外の症状が出ているかどうかを見極めることが大切です。

もしお子さんの元気がない場合やさらに悪化していくような場合など、見るからに危険と思われるときはすぐに病院で診てもらいましょう。

 

 

具体的な対処方法は?

 

では、熱や腹痛、嘔吐、喉の痛みへの対処法についてそれぞれ見ていきましょう。

 

発熱

発熱は、体がウィルスなどを攻撃し戦っている証です。こまめに水分を取りながら、十分な睡眠をとることで回復してくるでしょう。

 

腹痛

お腹をさすってあげたり、腹巻などであたためると痛みが和らいできます。

血便が出たり、痛がって泣くようなとき、嘔吐や発熱を伴う場合はすぐに病院で診てもらいましょう。

 

嘔吐

嘔吐しているときは、無理に水分補給や食事を摂る必要はありません。嘔吐して30分以上経って、落ち着いているようであれば、イオン飲料などを少しずつ飲ませるようにしましょう。

いつ吐くかわからないときは、上体を高めに顔を横向きにして寝かせます。吐く時は抱き起して背中をさすってあげましょう。

 

ウィルス性胃腸炎などの場合は、家族への感染を予防することも大切です。嘔吐物は塩素系漂白剤でふき取るか、熱湯消毒をしましょう。またこまめな手洗いやうがいも予防に有効です。

 

喉の痛み

喉の痛みは、乾燥していると治りが遅くなってしまいますので、保湿をすることが最も大切ですね。こまめに水分をとる、マスクを着用することで、喉の粘膜を潤すことができます。

また、うがいは保湿と除菌の効果がありますので、こまめにおこないましょう。

 

子供が病気のときに大切なのは、やはり「睡眠」です。しっかり体を休めることで免疫力も高まり、回復が早まります。

おうちの方はお子さんがリラックスして眠れるように、出来るだけテレビを消して静かにしたり、照明を少し落としてお話を読んであげるなどの工夫をすることも重要なポイントですよ。

 

 

まとめ

子供の熱や腹痛、嘔吐、喉の痛みについて解説いたしました。

 

集団生活が始まると毎週のように病気をもらってくることも珍しくありませんね。

特に嘔吐や発熱があると「大丈夫?」「危ないんじゃない?」とハラハラしてしまいます。

 

子供の具合が悪くなったら、おうちの方は慌てずにお子さんの症状をよく観察し、必要なら病院を受診するなど落ち着いて対処していきましょう。